IX(Internet eXchange)とは、ISP事業者やコンテンツ事業者等が相互接続し、通信トラヒックを交換するためのインターネットの相互接続点です。IXP(Internet eXchange Point)と呼ばれることもあります。
世界への接続性を持たないISP事業者やコンテンツ事業者等は、通常、世界への接続が可能なトランジットと呼ばれているサービスをトランジットISP事業者から購入します。しかし、これは安価ではありません。
ISP事業者やコンテンツ事業者等は、IXを利用してお互いにピアリング(※1)を行うことにより、両者間の通信トラヒックをトランジット経由からIXに振り分け、分散させる事ができます。これにより両者共にトランジットのコストを下げることが可能となります。
また、両者間のネットワークは、IX経由で直結することになるため、トランジットISP事業者における故障や輻輳などの影響を受ける事がなくなり、最適な通信経路でトラヒックが流れ、遅延が最小となります。
(※1)ピアリング
IXを利用する事業者等が、IXに物理回線を接続しただけではIXに通信トラヒックは流れません。
IXに接続している2者間で、それぞれのルータの設定を行うことにより、両者間の通信トラヒックをIX経由で流せるようになります。これをピアリングといいます。
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