IPv6v4エクスチェンジサービス(実験サービス)について

IPv4/v6共存環境下におけるIXの役割

   インターネットがIPv4からIPv6に移行していく過渡期において、インターネット接続事業者(ISP)は、「IPv6サービス対応」と「IPv4アドレス枯渇対策」の二つの課題に対応していく必要があります。
   そこでJPIXでは、ISPでの「IPv6サービス対応」のサポートを目的に、IPv6への本格移行までの期間にのみ必要となる「IPv4アドレス枯渇対策」をアウトソースサービスとしてご提供するソリューションの技術開発に取り組んでまいりました。現在は、実験サービスをご提供し、希望するISPにご参加いただいております。また、その成果をIETFに提案し、標準化活動にも取り組んでおります。
   インターネットのトポロジーにおいて、従来のIX(Internet eXchange)の機能は、ISP同士の相互接続およびトラヒック交換の環境を提供することですが、IPv4とIPv6が共存する期間においては、IPv4ネットワークとIPv6ネットワークの相互接続環境を提供することも重要かつ必要な役割であると考えています。

IPv6v4エクスチェンジサービスとは?

   IPv4ネットワークとIPv6ネットワークの相互接続環境を提供するサービスです。トランスレーション技術として464XLAT方式を採用し、IPv6インターネットアクセス回線下のエンドユーザ端末からIPv4にのみ対応したサーバ(IPv6未対応のサーバ)への接続性を提供します。
※464XLAT:既存の標準化技術であるRFC 6145(ステートレス・トランスレーション)とRFC 6146(ステートフル・トランスレーション)を組み合わせたIPv4アドレス共用の方式
http://tools.ietf.org/rfc/rfc6877.txt

IPv6v4エクスチェンジサービスのコンセプト

   IPv4アドレス枯渇問題に関するISPの負担軽減を目的として、ISPのネットワークで大規模なNAT設備を構築・運用する必要が無いサービス提供形式を実現します。

IPv6v4エクスチェンジサービス概要図

IPv6v4エクスチェンジサービス概要図

 PLAT (Provider-side Translator)
センター側に設置されるステートフル・トランスレーション(RFC 6146)に準拠したトランスレータ(IPv6アドレス⇔IPv4グローバルアドレス変換)で、複数のエンドユーザで共有する為のプールアドレス(IPv4グローバルアドレス)を持ちます。

 CLAT (Customer-side Translator)
エンドユーザ側に設置されるステートレス・トランスレーション(RFC 6145)に準拠したトランスレータ(IPv4プライベートアドレス⇔IPv6アドレス変換)です。

IPv6v4エクスチェンジサービス(実験サービス)のご提供内容

  • JPIX IXポート(Dual StackポートもしくはIPv6ネイティブポート)に加入しているISPに対して、実験サービスを提供中です。
  • 本実験サービスにご参加いただけるISPには、CLAT(実験サービス用のホームゲートウェイ)を無料でお貸し出し致します。